及川工務店の波力事業
私たちが行っているのは土木や建築事業だけではありません。
サスティナブルな環境を未来の子どもたちに残すため、波力発電開発事業も行っています。
私たちの挑戦していることについて紹介します。
循環型社会を釜石から-波力発電事業-
波力発電とは
波力発電は海でおこる波の上下運動を利用した発電方法です。
面積あたりのエネルギーは、太陽光の20〜30倍、風力の5〜10倍と言われてます。
また、風力などの発電方法より波は予測しやすく発電量の見通しが立てやすいこともあり、サスティナブルな社会に向け注目されている発電方法です。
現在行っている波力発電開発事業では、釜石湾口防波堤の上に発電機を設置し、防波堤にあたる波の力を使って電気を作ります。
現在は、釜石市内の他3社、大学の先生方と協力し、環境省の委託事業として波力発電の開発・実証実験を行っています。
釜石の海を活かしたい
なぜ工務店である私たちが波力発電事業を行っているのか。
それは、今まで弊社は海とともに仕事を行ってきて、「この釜石の海を活かしたい」という気持ちが大きいからです。
時には全てを破壊しうる海ですが、この海の持つエネルギーを活かすことが、復興後の釜石で自分たちにできることなのではないか、という思いでこの事業に取り組んでいます。
弊社は、、海洋土木工事を得意とする企業として、発電に使う機械やその土台を防波堤に建設する役割を担っています。
波力発電で創る釜石の未来
私たちは、地元の海で作った電気を地域で使う「エネルギーの地産地消」を目指しています。
具体的には、養殖の自動給餌機や陸上養殖の海水の汲み上げ、海近くの市場で使われる電気を波力発電で賄える未来を考えています。
釜石で波力発電システムが確立すれば、日本中、世界中で波力発電を普及させることができます。
その結果多くの地域で「循環型経済」も普及することができます。
現在は、まだ実証・実験段階ですが、波力発電が安定的に供給できる未来に向けて日々走り続けています。
及川工務店の目指す釜石
弊社は海洋土木工事を主に行う工務店ですが、これまで紹介したように様々な事業に挑戦しています。
地域の再生可能エネルギー利用を実現し、釜石地域企業のカーボンニュートラル活動を進め、地域主導の経済循環モデルを目指していきます。
そして、次の釜石を担う子どもたちにバトンを繋げられる環境を作っていきたいと考えています。